今回は、京都祇園四条、南座のほど近くにオープンされた餃子屋さんの改装をさせていただきました。

お客様からのご要望は、倉庫、工場のような内装。

鉄の質感と木の温もりが混ざり合う空間が誕生しました。

餃子を焼く音や、香ばしい香りがすでに似合っています。

屋根材・外壁材と木材

お客様からのご要望は、『倉庫・工場感』を演出したい。

その土台となったのは、屋根材、外壁材として使用するガルバリウム鋼板の無骨さと木材の温もりでした。

その異なる素材が織りなすコントラストこそが、
倉庫・工場感を創り出してくれました。

ガルバリウム鋼板…アルミニウム・亜鉛・シリコンでできた合金で鉄をコーティングした鋼板のこと。
特徴として、軽い・サビに強い・耐久性が高い・メンテナンスが少なく、屋根や外壁に使用されることが多いです。

むき出しの天井や、仕上げすぎていない壁面。配管のラインは、まるでガレージや工場のような『熱気』を感じさせてくれます。

そこに、餃子を焼く炎、鉄の焼き網、立ち昇る湯気や香ばしい匂い、音。

料理の『現場感』が、この空間のデザインの一部になってくれるでしょう。

肩肘張らない

倉庫。工場感を演出することで、
『お客様に気軽に立ち寄ってほしい』というお店のビジョンにピッタリの内装となりました。

気軽にサクッと食べて飲める餃子屋さんです。

また、それほど大きな店舗ではないため、客席を確保するために、テーブルを支える支柱も最小限にしました。

コンパクトなテーブルで、肩肘張らずに食べてください。

隣席との距離感もこの餃子屋さんの旨味の一つです。

この店の“肩肘張らない”という言葉には、
気取らず過ごせる空気感と、ちょうど良い距離感という二つの意味が込められています。

まとめ

今回改装をさせていただいた餃子屋さんのお店の名前は、『京都餃子enen』さん。

オープンして間もなく、常に満席の大人気です。

大人気店のお店作りに携わる事が出来て大変うれしく思います。

皆様も祇園四条近くにお越しの際は、
『京都餃子enen』さんへ食べに行ってみてください。

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